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MRは別名を医薬情報担当者という。自社の医薬品に対する情報を正確に医療関係者に伝達し、効果的に使用されて患者の治療に役立たせることがMRの最終目的である。医薬品メーカーといえども企業であるからには営利を求めるのは当然だが、扱う商品が生命に関係するものであるだけに、その情報に偏りがあってはならない。そこで厳しい倫理観が要求されるのである。
かつては、情報よりも売上げを重視する傾向があって、医薬情報担当者としてよりもセールスマンとしての顔の方が強い時代があった。このため、病院訪問を規制されたり、面接を断られるケースなどもあった。しかし、1991年の流通改革で価格の決定権が卸の手に渡ったことにより、MRは学術面での活動に専念することとなり、本来の医療品情報の提供と収集がその義務となった。
医薬品は情報があってはじめてその真価を発揮する。IT革命により、システム化やデータベース化されたとしても、詳細かつ微妙な医療情報は人間を介してでなければ伝わらないことが多く、正にこの点にMRの存在価値があるといえる。
では、MRの具体的な仕事内容とはどのようなものであろうか?
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【情報の提供】
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新薬が承認されると医療の現場において使用されることになりますが、MRは医療施設(大学病院、国公私立病院、開業医、薬局)を訪問し、治療のために医薬品を処方する医師・薬剤師に面談して、その医薬品の特長、有効性、副作用、使用上の注意などの情報を学術論文やパンフレットを用いて説明をします。
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【情報の収集】
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また、医療機関からの自社の医薬品に関しての問い合わせの対応もMRの大きな仕事です。日常、医療機関を訪問して医薬品情報(有効性、安全性、品質)の収集を医師などから行い、自社の関連部門に連絡します。また、必要に応じてその後に取った措置を医師へフィードバックすることもしています。さらに、自社の医薬品の使用した症例成績の収集も行い、自社へ報告するという業務もあります。未知の副作用をいち早く集め、広く情報を流してその防止を図るためである。
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【情報の伝達】
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自社製品に関する緊急な安全性情報(承認の取り消し、重篤な副作用の発現、用法・用量の変更など)を医療従事者に迅速かつ正確に期限内に伝達することが求められています。
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【クレーム処理】
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製品に関する医療機関からのクレームを会社に伝え、改善結果を報告する。
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【治験】
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治験は主に開発部門の担当だが、MRもその進行に協力する。
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では、どんな資質がMRには必要なのだろうか。そこで嫌われるMRをあげてみる。
・暗い性格のヒト。マナーの悪い人。
・誠意がない人。約束を守らない人。
・話がくどく、要領の悪い人。
・製品や病気の知識に乏しい人。
・自分の都合だけで考える人。
こうしてみると、MRの世界だけに限ったことではなく、他業種でも人に接する職業ではみな同じ資質が要求されているといえる。MRでは、プラス医療を担当するものの一員であるという自覚と、病気や薬の知識が必要なのである。
こうしたことを背景に実現したのがMR資格試験で、財団法人医薬情報担当者教育センターにより、1997年から試験が実施されている。
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